「学校が怖くて入れない」に効くおまじないをヨガで伝えよう!

 

「学校に行きたくない・・・」と朝子どもが言ったら保護者は何と答えたら良いのでしょう?登校渋りが目立つことは多かれ少なかれ、あるでしょう。実際のケースや状況から具体的な対応を考えていきます。

途方にくれる月曜の朝

「泣き叫ぶ子が校門で暴れています!」月曜の朝、連休明けの朝に学校の入り口で繰り広げられる光景です。保護者と校門で引き離すと子どもが号泣している場合、どうしたら良いのでしょうか。「大丈夫だよ」「ゆっくりいこう」いろいろな励ましをしても、泣いている子どもの耳に入りません。どの先生が対応するのか、慌てふためく周りの先生たち・・。

生徒への授業内容

場所そのものに慣れるためには、子どもの様子に合わせて、“探検する”ことも良いでしょう。写真やイラストを見せたり、関わる先生を固定して、信頼関係を結ぶことも良いでしょう。年度当初の不登校(登校しぶり)は、とにかく学校・教室が安心できる場所だと理解させていくことです。その中で、「不安が減るおまじない」として、クマの呼吸を一緒に行うことも一案です。

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クマの呼吸

効果:

  • 時間をかけて呼吸が均等になることによって、呼吸する感覚を高める • 心を集中させる

  • 物事に打ち込む力を向上させる

インストラクション:

  1. 3~5カウントで鼻から息を吸って、1~2カウント呼吸を止めます。

  2. 3~5カウントで鼻から息を吐いて、1~2カウント呼吸を止めます。

  3. 繰り返しましょう。

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ここで、コツを伝授しましょう。

呼吸のリズムに合わせて、肩や背中、肩甲骨の間あたりをトントンとゆっくりさすように叩くのも効果的でしょう。泣き喚いた後のリラックスが訪れます。触ってもらうことで不安が静まるだけでなく、自己への気づきにもつながります。自己への気づきは、ストレスがある状態とない状態との違いに気づく土台となります。リラックスしている、自分は元気なのだ、という身体的感覚を子どもはまだ身につけることができていません。Yoga Ed. のプログラムは、この「自己への気づき」をヨガを通して自然と身につけていくことができます。呼吸やポーズをおこなっていくと、外側に向いていた気持ちが内側へと向かい、自分の体の強張りに気づいた後に、リラックスしていることにも気づくことができるのです。横で支える存在として、背中を支える人として、ヨガを提供します。

不登校の予防として

身体をほぐすことやペアで学級作りをおこなっていくことは、頭で“誰かと仲良くしよう”と悩むよりも、自然と手を繋いだり笑顔になったりするその雰囲気を味わうことができるため、不登校の予防になるとも考えられています。

パートナーポーズでコミュニケーション能力を育みましょう。

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ダブル・ツリー

インストラクション:

  1. パートナーと並んで、山のポーズになって始めましょう。

  2. 息を吸って、外側の足をキックス タンドのようにして内側の足にたてか けます。

  3. 息を吐いて、パートナーと内側の 手の平同士を合わせましょう。

  4. 吸って、手のひらを押し当てなが ら、両腕を頭の上に伸ばします。

  5. 吐いて、外側の腕を空に向かって 伸ばしましょう。

  6. 呼吸を続けます。

  7. 自分とパートナーの準備ができた ら、ゆっくり両腕を下ろして、外側の 足を床に下ろしましょう。

4月の学期始まりは、お互いの名前と顔を知っていても、どう仲良くして良いか、不安でいっぱいです。小学校高学年や学年が上がれば上がるほど、“始めが肝心”だからこそ、そのはじめの一歩、挨拶の言葉が出てこないのです。そういう雰囲気を変えてくれるのが、身体からのアプローチであり、Yoga Ed.のプログラムです。


参考文献

川村幸久・井上功一・衣笠暢将(2019)『年度当初の体ほぐし運動が児童の学級適応感に与える影響 -高学年児童を対象として- 』,  67, 25-32, 大阪教育大学紀要 - 総合教育科学.

藤原佑一 (2018) 『不登校予防のための児童のレジリエンス向上 - SEL-8S による社会的能力の向上を通して -』年報8, 89−96, 福岡教育大学大学院教育学研究科教職実践専攻(教職大学院).