Yoga Ed.学

 

研究では、ヨガが全体的な健康と幸福に大変ポジティブな効果をもたらしていることを示唆し続けています。この効果はハードコアなヨギーに限られてみられるわけではありません。子どもや十代の若者たちはヨガの身体的な動きや呼吸法から大変多くのことを得ることができるのです。ヨガの背後にある研究を調べて、ヨガについてもっと学んでいきましょう。

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ヨガは身体的な運動をサポートする。

米国小児科学会 (2013) によれば、心血管系の持久力、筋力の持久性、柔軟性そして体重管理を含む定期的な身体運動は、子どもたちの健康と幸福を促進するためには不可欠です。アメリカでは3人に1人の子どもが太りすぎ、または肥満とされているため (CDC, 2015)、子どもが身体を動かすことはこれまで以上に重要なことなのです。

有酸素運動の一つとして、ヨガは子どもや十代の若者のアクティブな生活をサポートする選択肢として挙げることができるでしょう。さらに、競争がなく、低強度の有酸素運動であるヨガは、他のスポーツに参加することを好まない、または激しい運動へ参加することに躊躇してしまう子どもや十代の若者たちに理想的です (Birdee et al., 2009)。調査研究では、ヨガは、子どもの全体的な心臓血管の健康と体重にポジティブな効果を与えていることがわかっています(Birdee et al., 2009)。特に、ロサンゼルスにあるロサンゼルス・チャータースクールにて行われたYoga Ed.のプログラムについての研究で、Yoga Ed.のプログラムに参加した生徒は、有酸素能力の向上と上半身の強化が一年間で見られました。また、通常の体育の授業に参加した生徒に比べて柔軟性の向上が見られました(Slovacek et al., 2003)。

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ヨガは脳をサポートする。

子どもや十代の若者が成長するにつれ、脳も、学校で学習して成果を残すことだけではなく、バランスのとれた健康な成人になるためのスキルや習慣を身につけるためのサポートを必要としているのです。研究によると、身体運動は、学習に直接影響するセロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンを生成する脳の領域に強く影響を与えます(Ratey, 2008)。動的な動きと呼吸法は脳全体のネットワークに関わっているため (Ratey, 2008)、ヨガは全身トレーニングと全脳トレーニングの両方を提供することができます。また、研究によると、ヨガは集中力、注意力そして実行機能を向上させることで (Birdee et al., 2009)、子どもや十代の若者たちの優れた学習成果と長期にわたる成功へのスキルを発達捨ことが示されています。

ヨガはストレスや心労を減少させる。

子どもや十代の若者たちはストレスを抱えています。米国国立精神保健研究所によると、13歳から18歳までの4人に1人の子どもが不安障害を抱えています。子どもや十代の若者の幸福に影響を与える以外にも、ストレスや心労は健康に長期的に影響を及ぼし、糖尿病、心臓病、肥満などより深刻な健康状態につながる可能性があります (Ratey, 2008)。

身体運動はストレスを和らげるのに役立つことが知られていますが、ヨガは運動よりさらに一歩先へ進みます。研究によると、ヨガはストレスを減少させ、精神的そして感情的な健康の向上に正の効果を与えることが示されています(Birdee et al., 2009; Noggle et al., 2012)。その理由とは:

  • ヨガは知覚ストレスを減少させ、自己をいたわる気持ちを高めます。そうすることで、心がストレスをより効果的に対処することができ、身体への負担を減少させます (Gard et al., 2012)

  • ヨガは脳と神経系を調節し、身体的ストレス反応を軽減して脳の機能を高めます (Sengupta, 2012)。

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ヨガは睡眠の質を高める。

研究によると、定期的なヨガの練習で、入眠時間と覚醒回数が減る一方で、全睡眠時間が長くなり、また睡眠の効率や主観的な睡眠の質が高まることがわかっています(Khalsa, 2004)。これは、健康的な成長と発達のために睡眠を必要としているにも関わらず、必要な睡眠を得られていない子どもや十代の若者にとってとても重要なことなのです (American Academy of Pediatrics, 2014)。

子どもや十代の若者が一日に必要とする運動量を得られる機会があることが理想的ですが、必ずしもそうであるとは限りません。実際、the Alliance for a Healthier Generationによると、アメリカの学校区の80%がより多くの授業時間を確保するために体育時間を減らしたことがわかっています(2015)。

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幸いなことに、運動はほんのわずかな時間でも効果があるのです。

一日の中で、脳休めと呼ばれる短い運動休憩を取ることは、有酸素運動や柔軟性などの体力測定にも影響を与え。認知機能や脳の健康を向上させることが示されています (Hillman, 2013)。重要なことは、場所や時間のタイミング、または時間の長さに関係なく子どもたちが身体を動かすことです。ヨガマット広げてヨガクラスが行えなかったとしても、少し呼吸法を行ったり、ちょっと身体を動かすだけでも身体的、精神的に非常に有益なのです。