あなたが最近冷静さを失った時のことを覚えていますか?車の運転中に乱暴に割り込みされたり、仕事仲間にあなたの努力で得た功績を横取りされてしまった、またはあなたのパートナーや子どもたちがひどく汚れたお皿をそのまま流しに置きっ放しにしたなど状況は様々です。

もしかしたらあなたはひどく疲れていたり、何か不安やストレス感じていたりしたのかもしれません。しかし、その結果、逆上してしまいました。そんな時、あなたはどのようにして冷静さを取り戻しますか?私たちのほとんどが、批判や非難にうまく対応する前に、冷静さを取り戻し、感情を理解するためのスペースが必要でしょう ー たとえそれがひと呼吸するたった一瞬であったとしても。

私たちと同じように、子どもや十代の若者たちも不安やストレス、そして疲労を感じています。しかし、大人とは異なり、子どもたちは経験や洞察力が浅く、また脳の基本的な発達が不十分であるため、このような状況に直面した時に感情をうまく操り統制することができないのです。

その結果、子どもたちは問題や意見の相違に直面したり、ストレスや不快感を感じると、暴言を吐いたり好ましくない行動にでてしまう可能性があるのです (かんしゃくを起こしてしまう理由も十分に説明できます)。私たち大人と同じように、子どももカッとなった時、落ち着きを取り戻し反映できるスペースが必要です。そうすることでそこから学び成長することができます。

もし私たちがこれらを正常な発達の一面と受け入れたら (率直に言えば人間が経験する普通のこと)、それぞれの感情の爆発を学びと成長の機会として考えることができます。

しかし残念なことに、生徒たちはこのような機会を大抵失われています。子どもが学校で悪いことをしたり、好ましくない行動をすると、タイムアウトやディテンション(罰則)、もしくは校長室に呼び出されたりすることがあるでしょう。子どもは、そのような行動をとってしまったことについて反映できる機会やツールを提供されることなく、ただ罰せられてしまうのです。それでは重要なスキルである自己への気づきや自己統制を学ぶ機会が失われてしまいます。

もし私たちが何か違った方法で対応してみたらどうでしょう?生徒たちが学び、反映し、そして内省できる環境を提供してみてはどうでしょうか?それは学校や日常生活、そして友人関係 (と携帯電話) から生じるストレスから解放され、自分自身に集中できる場所です。

全国 (アメリカ) の革新的な学校の管理者や教師、そしてカウンセラーは、マインドフルネスルームを利用してより良い問題解決に取り組んでいます。マインドフルネスルームは、生徒たちが成長し、成功するための安全で有意義な場所を提供します。学校内で特別な空間を切り開くことで、生徒が緊張をほぐし、マインドフルネスのテクニックを実践すると同時に、彼らが理性を失いそうになった時、その感情や感覚を理解することでその行動に関する引き金とアクションを結びつけることができるようになります。

各学校は、独自のニーズや情報資源に合わせてマインドフルネスルームやスペースを作るかもしれませんが、始めるのはとても簡単です:

場所を確保する

生徒たちがマインドフルネスルームを最大限に活用するためには、安全と感じられ、静かで、そして落ち着いた特別なスペースを確保することがとても重要です。学校の先生であればクラスの隅に、または学校全体で一部屋を利用し、どの学年の生徒でも利用できるマインドフルネスルームを作ることも可能かもしれません。小さなスペースでも作れますが、必ず清潔で快適、そして換気がよく、照明も適切な明るさを保つことのできる部屋であることを確認しましょう。

トーンを設定する

マインドフルネスルームやスペースが確保できたら、今度は生徒たちが学校生活や日常生活から少し離れて内観できる空間作りをします。壁を静かでソフトな色でペイントし、照明も落ち着いた環境を作り出せるように工夫します。窓にブラインドを取り付けて光を放散させたり、蛍光灯の代わりにランプを置いて、暗い空間を明るくします。調光スイッチなどがあればなおいいですね。

生徒をサポートする

生徒が主体のスペースを望んでいますか?それならそう生徒たちに伝えましょう!安全で安心できるスペースにするためには何が必要か生徒たちの意見を聞いてみましょう。生徒たちがそれぞれの意見を交換し、彼らにあったユニークな方法でスペース作りに貢献できる機会を提供してあげます。チョークボードや掲示板などは名言や情報そして資料を子どもたちと共有するのに役立ちます。また、生徒の年齢に応じて、彼らの考えや情報を交換するのもいいでしょう。創造性をふんだんに使って、壁に直接ペイントまたは張替えが可能な印刷物で心を揺さぶるような名言を描いてもいいですね。

より快適にする

マインドフルネスルームやスペースは、生徒たちが家にいるときのように安心して過ごせる空間でなければなりません。少なくとも「学校の教室」という気分を感じさせないようにしましょう。ただ静かな空間として使うのか、またはぬりえやヨガなどを行うのか、それぞれのマインドフルネスルームの使い方によりますが、柔らかいクッションやブランケットを置いたり、ラグを敷いて質感や快適さを追加することも検討しましょう。色鉛筆とぬりえ、またはぬいぐるみを用意して生徒たちがペースを落とし、リラックスできる機会を作ります。学校の方針にもよりますが、アロマディフューザーを置いてもいいかもしれません。音楽もまた生徒の年齢に関係なく(大人にも)、緊張をほぐしリラックスさせるとてもパワフルなツールです。パソコンやポータブルスピーカーを持ち込むことはヒットしそうですね。

マインドフルルームまたはスペースでヨガを行うことを考えていますか?マットを広げ身体を動かすことのできる広さがあることだけでなく、ヨガブロックやマット、ブランケット、ボルスター、そしてヨガストラップを収納できる場所も確保しましょう。棚やバスケットを利用すると、スペースを整理し、清潔に保つことができます。そうすることで生徒たちは自分自身に集中することができるのです。