2歳児対象のキッズヨガ実践について

 

学校法人なみき学園 小平なみき保育園

主任 - 岡﨑 あゆみ さん

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自然に囲まれた東京都小平にある身体の基礎を育む環境にこだわった0~2歳児の乳児保育園で主任を務めている岡﨑あゆみさんは、2歳児対象のキッズヨガを実践しています。通常、対象年齢は3歳からとなっていますが、2歳児へのキッズヨガはどのように行われるのでしょうか?また、幼児期に育む「資質・能力」として、非認知能力の育成の面でもキッズヨガの有効性を保育経験の長いあゆみさんにお聞きしてみました。

2歳もキッズヨガ!

キッズヨガのある日は2歳児クラスの子どもたちに、朝の会で「今日ヨガをしてあそぶひと!」と担任が声を掛けます。やるかやらないかは本人の自主性を大切にしています。週1回、基本は12名で約30分行います。乳児ということもあり、小道具や昔ばなしをベースにした紙芝居形式で行うなど、視覚からポーズをイメージできるようにしたり、また、簡単なわらべうたを取り入れたりしています。

工夫していること

ヨガを楽しむために作った教材

ラミネートしてリングで止め、紙芝居形式でめくりやすくしています。これをもったまま子どもたちが見やすいように動くこともあります。そのお話の中で左上のペープサートを使って、お話に動きを付けるようにしています。

最後のリラクゼーションではオルゴール曲を流し、横になるように誘導しています。子どもたちはこのリラクゼーションが大好きで、目を閉じようとする子もいます。起き上がるタイミングとしては通常のヨガで行っているようなティンシャという音を使い、最後にはヨガの挨拶をすることで、ヨガの時間からの切り替えを行っています。

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ヨガマットの効果

ヨガマットはなくてもできるのですが、乳児にとっては良かったと私は考えます。乳児は、相手との距離感がつかみにくい子がいたり、やけに近づきすぎて、相手とトラブルになったりすることもあります。ヨガマットがある事で、乳児でも自分のスペースだと把握できています。保育園にくる子どもは、1日の大半を保育園で過ごしており、いつも誰かに干渉されるのが当たり前です。そのような中、自分のスペースが持てる時間を心地よく思っているのではないでしょうか?ヨガを行っているときのこどもたちはとても穏やかです。

他クラスの参加(0・1歳児)

基本的には2歳を対象としているのですが、0~1歳の子どもたちも、まずは「何をやっているんだろう」とじーっと見て興味を持ち始めます。少しずつやりたいというアピールで、園庭から縁側へあがってくる子や、言葉ではないけれどしぐさでやりたいことを伝える子がでてきます。そのような時は、担任と一緒に部分的に参加しています。年度後半になると0.1歳児の子どもたちの中には、部分的だけでなく、最初から最後まで楽しんでいる子が何人か見られるようになります。職員も一緒に参加し、子どもたちと一緒にヨガを楽しんでいます。

実践を経て

昨年度より週1回、1年弱の間に45回のヨガクラスを行ってきました。2歳児がどのくらい楽しめるのか、30分という時間は長すぎるのではないか。色々と思うことはありましたが、実際に行い子どもたちの姿を見て、そのような心配は全くないと感じました。特に発達面などで気になるお子さんたちが、生き生きと楽しみ、じっくりと取り組めるようになった姿が印象的でした。また、縁側という「外でもなく、中でもない」空間で行うことで1歳児だけでなく、0歳児の子どもたちも興味を持ち始め、やってみようとする気持ちになるのだと驚かされました。昨年度最後のクラスでは2歳児11名に対し、1歳児11名が遊びに来ました。新年度になり、その子どもたちが2歳児になりました。昨年1歳児クラスだった時は何人かで1枚のマットに座っていましたが2歳となり4月の初回の時、ためらいもなく自分のマットを選び、「自分の場所」に笑顔になっていた姿がとても印象的でした。昨年度は2歳児の一人一枚のマット「自分の場所」に憧れていたのかもしれません。試行錯誤行ってきた昨年をベースに、今年度は年間を通して考えながら行って行きたいと思っています。

保護者または保育者の声

  • 自身の身体に興味を持つきっかけになり、ひいては自信を大切にする心を育てるんではないかとおもいます。

  • ヨガを通して、親子の会話の幅が広がりました。

  • 活動日でなくても、日常の遊びの中でヨガが遊びの中に入っています。

  • 身体全体を使って表現することが増えています。表現方法の幅が広がったようです。

  • 体幹の弱かった子が生き生きと意欲的に楽しんでやっている姿に成長を感じた。

  • 最初は見ているだけ、マットで遊ぶ、どこかに行ってシムなどの姿が見られたが、少しずつ出来ることや興味を持ったことに反応したり、じっくりと取り組む姿が見られ成長を感じた。

  • 子どもたちの反応もよく、楽しんで参加する姿をみて、2歳児でも出来ることは沢山あるということに気付かされた。


ヨガツールにはマットヨガとチェアヨガがあります。あなたの身近にいる子どもにヨガツールを提供してあげませんか?

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