休息する時間を見つける根拠に基づいた7の理由

 

リラクゼーションの練習は、心と身体を意識的に落ち着かせるために使えるツールです。このツールには、深呼吸の練習、意識の集中、ビジュアライゼーションを様々に組み合わせたものが含まれます。リラクゼーション・休息によって、生徒たちに学校の忙しい一日を中断させ、内面のバランスを回復させることができます。

リラクゼーションは、生徒たちが意識を外界での経験から自己の内面における理解へ自覚的に移すことができる非常に貴重な機会を与えます。この意識の変化は、生徒たちが反射反応的ではなく、観察して、自分の中の考えや、見解、気持ちを振り返ることを可能にします。自己への気づきをもつように勧めることで、リラクゼーションは、生徒たちに自分たちの内面で何が起きているのかに耳を傾け、非生産的な緊張が溜まっていたらそれを解放することを教えてくれます。緊張から解放された生徒たちは、精神的な自由さを得て、新しい情報を効率的に処理し学習できるようになります。そのうちに、生徒たちは、自然と自信を持ち、内面での経験を振り返る時間としてリラクゼーションを活用し、そしてヨガツールを使って、自分を気持ちの良いと感じる状態に近づけられるようになります。

休息する時間を見つける根拠に基づいた7の理由は下記の通りです:

1. よく眠れるように手助けをする

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ヨガは、子どもの寝つきがよくなる、そして熟睡できるという良い影響を与えます。ヨガによって、身体と精神を使わせ、全般的な休息を深め、また、子どもたちに寝つきをよくするためのリラクゼーション方法を身につけさせることで、眠りの質が向上するのです。研究でも、定期的にヨガの練習をすることにより睡眠の質が向上すると証明されています。定期的なヨガの練習で、入眠時間と覚醒回数が減る一方で、全睡眠時間が長くなり、また睡眠の効率や主観的な睡眠の質が高まることがわかっています (Khalsa, 2004).

2. 心臓血管系の健康を促進する

ヨガは、リラクゼーションを高め、ストレスを減少させます。ストレスは、心拍数と血圧を高めることによって身体の「闘争ー逃走反応」に備えます。慢性的なストレスは心臓疾患のリスクを高める可能性があります。ストレスを減らすことによって、ヨガで心臓血管の健康と整調を向上させることができるかもしれません (Galantino, Galbavy, & Quinn, 2008)。

リラクゼーションも体内の生理的変化を引き起こします。身体が休まっているとき、脳は身体に穏やかで均一な呼吸をするよう信号を送ります。意識的な呼吸もまた脳に影響を与えます。深呼吸をすると脳に落ち着いて休息をとるようにメッセージが送られます。すると、脳は休息を取るように身体に信号を送ります。深呼吸は身体のストレスを低下させ、リラクゼーションを高めます。物理的な影響としては、呼吸の速度が緩まる、心拍数が減る、血圧が低下するなどが挙げられます(Joseph et al., 2005)。

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3. ストレスや心労を緩和する

予備研究で、ヨガはストレスや心労を緩和することが分かっています(Li & Goldsmith, 2012Birdee et al., 2009)。ストレスに対するヨガの効果は、ヨガが与えるいくつかの作用によって説明できます。第一に、ヨガは活動的な運動とリラクゼーションが組み合わされている点です。活動的な運動のあとにリラクゼーションを実践することで、ただ休息だけを行うよりも深く休息が取れることが研究において証明されています(McCall, 2007)。第二に、ヨガによって知覚ストレスを減らし、自己をいたわる心を育てることで、ストレスが与える身体的な影響を調節できる点です。これによってストレスに対して精神的にうまく対処することや、身体に強いる負担を少なくすることが期待できます(Gard et al., 2012)。

4. 新しい情報の習得と処理をサポートする

リラクゼーションは、生徒たちが意識を外界での経験から自己の内面における理解へ自覚的に移すことができる非常に貴重な機会を与えます。この意識の変化は、生徒たちが反射反応的ではなく、観察して、自分の中の考えや、見解、気持ちを振り返ることを可能にします。自己への気づきをもつように勧めることで、リラクゼーションは、生徒たちに自分たちの内面で何が起きているのかに耳を傾け、非生産的な緊張が溜まっていたらそれを解放することを教えてくれます。緊張から解放された生徒たちは、精神的な自由さを得て、新しい情報を効率的に処理し学習できるようになります。

5. 学習する意欲を高める

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学習意欲を持つには、注意力、動機、好奇心、ストレスや心労の少ない状態が必要となります。ヨガはさまざまな方法で生徒たちが学ぶ下準備をします。呼吸法とヨガポーズは生徒たちの意識、注意力、動機を引き出し、動的なシークエンス脳全体の複数のネットワークを作動させます(Ratey, 2008)。また、リラクゼーションは生徒にストレスや心労を解消する手段を教えます。そのうえ身体運動としてのヨガは脳内に酸素が豊富な血液を増やし、脳の機能を向上させます。

6. 自己に気づきを持つ力を与える

ヨガのクラスは生徒たちが積極的に自己への気づきを実践できる十分な機会を提供します。タイムイン、呼吸法、ヨガポーズ、そしてリラクゼーションの手法は生徒たちにとって内面を見つめられる機会の数例に過ぎません。また同時に講師の前向きなフィードバックが生徒を励まし、生徒がその瞬間に起こっていることに意識を向けられるように啓発していきます。

7. 自己統制力を向上させる

ヨガによって前頭前皮質(上階の脳)の強化も期待できます。ヨガは自己への気づき、注意力、感情の統制を向上させます。呼吸法、ヨガポーズ、リラクゼーションの練習は自分の身体を使って意識的に自分を落ち着かせる方法を生徒に教えます。これらのテクニックは積極的にリラクゼーション反応を誘発し、ストレスのフィードバック・ループを遮断します。最近の研究では、ストレスに対する感情の統制を自発的に行う生徒たちは、前頭前皮質大きな活動が見られ、扁桃体の活動調節が優れ、体内のコルチゾール値が少ないことがわかっています(Davidson, 2008)。