ヨガ指導者というのは、ただヨガマットの上でポーズをリードしていく以上の存在であることは、あなたならきっとわかっているはずです。それならその素晴らしいスキルであなたのコミュニティをサポートしてみてはどうでしょう?さらに、あなたがヨガを通して知った変革的なライフスキルを次世代に伝え、身につけられるサポートをしてみてはいかがでしょう?

マインドフルネスが、立ち直る精神力(レジリエンス)、自己への気づきそして思いやりを養うことができるということがますます知られるようになり、子どもと十代の若者へのヨガプログラムの需要は高まり続けています。しかし、マットを広げて初めてのキッズヨガクラスを始める前に、子ども向けのヨガ指導についてのABC(基本)を知ることはとても重要なことです。子どもや十代の若者は、ただ大人を小さくしたミニチュアではありません。大人と子どもでは、身体の構造から集中力を持続できる時間まで、子どもがクラスに参加する姿勢やヨガのポーズの動きに影響する根本的な違いがあるのです。この違いをきちんと理解することは、子どもたちの安全を保ち、クラスでの集中力を持続させ、そして楽しく行うためにとても重要です!

#1 聴衆を知る

まず初めに、あなたの聴衆について知ることが不可欠です。子どもや十代の若者たちはまだ成長しており、脳の発達はまだ進行中です。これは、彼らはは情報を処理する方法が大人と異なること、そしてあなたの指導に対しての反応 (もしかしたら反応がないこともありますが) は、彼らの脳の構造に関連していることを意味しています。この発達は、生物学的なものばかりでなく、精神的、そして社会的に起こる変化も含まれています。そしてそれぞれの発達の側面は大小様々な形で必ずマットの上に現れるでしょう。

これらの発達のニーズに合わせたヨガクラスを構成するために、まずはクラス時間の長さから設定していきます。年齢の幼いヨギー、特に未就学児は、集中力を長い間保つことが難しいだけでなく、筋肉や脳も疲れやすいのです。そのため、60分のフローなクラスではなく、20-30分のクラスに調節しましょう。生徒の年齢が上がるにつれて、もう少し長く集中力を保つことや身体を動かすことができるようになります。小学4年生から6年生くらいの高学年になると、45分から60分までクラス時間を伸ばすことが可能となります。もし幼い子どもに対して長いクラス時間を必要とされている (または望む) 場合は、グループでできる楽しいゲームやアクティビティ、または工作などを取り入れて小さなヨギーの注意力を保ちましょう。

クラスで使う言葉もまた生徒がどの発達状態にあるのかに反映されなければなりません。幼少の子ども、そして十代の若者たちに対しても、ヨガポーズなどの指示は明確で簡潔、そして想像力豊かであることが重要です。また、彼らの空間認識も徐々に現れてくることから、ミラーリングは空間の中で身体をどの位置に置くべきなのかを視覚化するのに役立つでしょう。大人へヨガを教える時と同じように、あなたが優先すべきことは、生徒がポーズの出入りを安全に行うことです。生徒が理解しやすいように基本的な指示を使い、ポーズをやり易くまた安定させるための調節やバリエーションを磨き、そして生徒の記憶に残るような子ども向けの言葉を使ったポーズ名を使いましょう!(バッダコナーサナとチョウチョウ、どちらの方が記憶に残りますか?!)

#2 つながる

子どもに指導する時、行動管理が問題として起こる可能性があり、未解決のまま放置するとクラス全体が脱線してしまう恐れもあります。では、起こりそうな問題を避けるにはどうしたら良いのでしょうか?それは「つながる」ことです。子どもや十代の若者にとって、特にヨガが初めての子どもに対しては、彼らがおかれている状態を見つけ出すことが不可欠です。成長段階にある脳は、関連性があり関心の高いものにもっともよく反応します。ヨガ指導者として、あなたの教えるヨガに生徒がどのように関連性を持たせるのかを理解することはあなたの大切な役割です。生徒がクラスへ参加する態度であったり、生徒間に見られる発達の違いに対してありのまま受け入れることは、生徒のニーズに適応する能力をあなたに与えることができるでしょう。生徒とのつながりを保つには創造性が必要です。

幼少の子どもの場合、ヨガシークエンスを楽しいヨガのお話に組み込ませることもできます。ヨガのクラスで冒険へ出かけたり (サファリはいかがでしょう?)、ホリデーや子どもの本を利用してヨガクラスに息を吹き込みましょう。冗談などもう通じない十代の若者たちは、質の高い会話でクラスを始めるとこれまでの流れをガラッと変えることができます。生徒たちの趣味や興味、抱えている問題を知り、彼らの経験と関連性を持たせるようなクラスを作る方法を見つけましょう。友達との間で何かドラマが起こった時に心の安らぎを見つける方法であったり、決勝前のストレスをうまく対処するというように目的を作ると、ヨガの実践をより個人的なものにし、ヨガで学んだことを日常生活でも活かせるような明確な指導をおこなうことができます。

授業でもヨガのクラスでも、子どもや十代の若者たちは、実際に行なっている課題に個人的なつながりがあると最高の力を発揮することができます。つながりや関連性がないと、生徒たちは集中力が欠け、すぐに興味を失い、他の生徒の迷惑になるような行動を引き起こす可能性があります。ヨガを実生活に結びつけることは重要であり、持続可能で、生涯にわたるヨガの実践を育むきっかけとなるかもしれません。

#3 安全におこなう

生徒が集中してクラスに参加し、マットの上で身体を動かせるようになったら、いかに安全を保つかということは講師のあなた次第なのです。子どもと十代の若者の身体の構造は大人とどのように異なるのかということをきちんと理解することは極めて重要なことです。機能的な身体の違いを理解することは、怪我のリスクを最小限に抑えるだけでなく、身体的なヨガの効果を最大限にします。あなたが指導する子どもは、それぞれ発達と能力において違いがありますが、一般的に、子どもは身体的意識や筋力、そして持久力やバランス能力が低いということを意識しておく必要があります。軽減のポーズからの指導やバランスをサポートするための調整、そして休息する機会を提供することは、生徒たちに安心感を与える、サポートされていると感じさせる素晴らしい方法です。さらに、成長過程にある骨は超可動性であることから、脆弱性のある関節、特に首を危険にさらす可能性のあるポーズは十分に注意する必要があります。

最終的に、子どもと十代の若者の身体は大人の身体とは全く別で、彼らの発達段階に応じてポーズも異なって見えるのです。彼らがぎこちない動きをしていても、柔軟性があまりなくても、または脊椎側湾症や喘息の症状を持っていても、あなたの役割はそれを「治す」ことではありません。あなたの役割は、子どもたちが安全に身体を動かすスペースや身体の強さを探求できる機会を提供することです。

あなたは、子どもたちがクラスを通して楽しい時間を過ごしてくれることをきっと望んでいるでしょう。もちろん楽しくあるべきです!子どもたちは何かを治しにヨガへ来ることはありません。そのため、ユーモアがあって、柔軟性の高いクラスは子どもたちがヨガを始めるのに最適な場所です。真面目に考えすぎたり、格好つけたりする必要はありません。そのままのあなたでいれば、きっと子どもたちも自然と来るでしょう。

子ども向けのヨガについてもっと詳しく知りたいですか?RCYTの認定資格を得ることが次の大きなステップかもしれませんね。今後開催予定のプロフェッショナル・インスティテュートをぜひチェックしてみてください。